建設現場やホテル、工場などの施設へ重油、軽油、灯油といった燃料油の販売・配送を行っており、タンクローリーを24台所有、東海地方では最大の供給量を持ちます。
同業者はたくさんありますが、ほとんどはガソリンスタンドが併業で行っているところで、当社のようにタンクローリーの販売を専門にしているところは愛知・岐阜・三重の三件でも20社あるかどうかくらい。そうした中で当社がトップシェアです。
メーン事業は、自社の油槽所から燃料油を積み込んだタンクローリーが工事現場まで出向き、ショベルカーなどの重機にホースを伸ばして給油するという仕事。
また地震などの災害が起きた際にも当社のタンクローリーが現地に行って給油を行います。ホテルなどは非常用発電設備を持っていますが、軽油で動いているので、六時間後、十二時間後、それが切れたら給油が必要ですから。停電した地域に電気を供給する発電車への燃料供給を行った実績もあります。

時代と共に変わっていった販売売燃料
会社設立は1963年で、祖父が石炭屋としてスタートし、二代目を継いだ父が建設業者向けの燃料油の販売へと切り替え、そこから事業を拡張。そして私が4年前の2022年3月に三代目に就任しました。
時代と共に販売する燃料が変化していったわけですが、近年は環境への配慮が求められ、軽油ではバイオ燃料といわれる植物由来のものに一部切り替わったりしてきています。
当社のお客様は建設工事の二次請、三次請、四次請というような現場でオペレーターをまわしている業者さんなのですが、元請けの建設会社から「CO2の排出を抑えた燃料を使うように」と言われ、でも、よくわからなくて困ってしまうというのが正直なところのようです。
というのも現在、市場に出回っているバイオ燃料は何十種類もある状態で、重機によって使えるもの、使えないものがあります。そこで、当社が元請け会社との間に入って対応。選定や供給を任せていただき、現場には仕事に集中できるようにする役割も担っています。
会社の社会的存在意義
同友会へは、油槽所のアスファルト舗装を依頼した会社の方から紹介いただいて入会しました。
入って、本当にすごくよかったです。経験豊富な経営者の方々から「社員のことちゃんと考えてるか」とか、経営者としてのあり方をちゃんと問われるというか、非常に勉強になりますし、会合でアウトプットの機会もいただけて、「何のためにこの会社をやってるんだろうか」「会社の社会的存在価値は何か」「どのような会社を目指したいのか」といったことに向き合うことができました。
そうして作成した経営指針書では、「関わる人すべてに安全と安心を届ける」を経営理念に掲げています。
今、ドライバーのなり手不足や労働時間の規制などもあって、家族経営に近い規模の同業者は夜間や休日の給油対応が厳しくなっているのが現状です。そうすると工事現場では、作業をしたいけれど燃料が届かないのでできないという状態になってしまいます。
一方、当社は幸いにも、まあまあ豊富な人材と供給量を持ち、業務効率を上げて従業員の休みを確保しながらも配送体制を万全にしていけています。そこでゆくゆくは困っている同業者があればうちが協力することによって、〝東海地方の燃料油の困り事をなくす〟というビジョンを描いています。
そうした未来への一歩として、来年には東海地方で一番大きい専用設備の建設を控えています。
【会社情報】
名古屋市港区明正2丁目249番地
℡052-381-6261
Fax052-381-6262
https://www.yamachusanshin.com































