国会空転の中身と「全会一致の原則」の在り方
2026.8.3更新
去る7月25日、特別国会が何とか閉会となった。展開しだいでは、さらなる大幅な会期の再延長という大波乱もあり得ただけに、政府与党としては今の状況にホッとしているのは間違いないだろう。 通常国会冒頭解散という大ばくちに打って出て、自民党単独で衆院の3分の2以上の議席を獲得し、向かうところ敵無しの状態だと思われた高市政権だったが、主戦場が参院に移った途端に攻守が入れ替わり、守勢一色となったのは誰の目にも明らかだった。 中でも皇室典範改正案を巡る国会審議では、政府与党はまさに忍の一字だった。なぜなら「静謐な環境」の中での典範改正という前提条件が課せられてしまったために、政府与党は野党の顔色を伺いながらの国会運営となってしまったからに他ならない。